
折込チラシの作成法について、理解が進んだ学習塾。今度こそ、折込チラシの制作にかかろうとする。これまでは他社のチラシを参考に、これがいいと思うチラシを制作してきた。
しかし、印刷ファイターは、そのチラシの作り方こそ、間違いであると言う。
売れるチラシには型がある。
いよいよチラシづくりですね。楽しみです。
これまでどのように折込チラシを作成してきましたか?
いろんなチラシを参考にして、いいとこ取りをしてきました。
それが間違いです。いいチラシを参考にするならいいけど、悪いチラシを参考にしている可能性もあります。
チラシには型があります。それは、セールスの流れと同じです。
解説
ここでは、セールスメッセージの作り方を紹介する。
セールストークは自社のコンセプトを伝えるものであり、セールストークにはレシピがある。
おいしい料理を作る手順と同じだ。
おいしい料理は、レシピと素材が重要なポイントになる。
レシピは、何を、どうやって、どういう順番で調理する順番を示すもの。
実際に調理で使用する素材の質も大切。
作る料理がコンセプトだとすると、
レシピ通りに良い素材(要素)を組み合わせると
効果的なセールストークが出来上がる。
セールストークのレシピは「4つのP」で構成される。
Problem 問題
見込み客はどんな問題を抱えているのか?
Promise 約束
この商品を買ったときの「変化」を約束するもの
Proof 証拠
変化が起こる証拠
Proposition 提案
今、行動するべき理由
セールストークはコンセプトに沿ったUSPを理解しやすい流れを作るものです。
塾のUSPが
「君が苦手教科に絶対の自信を持てる授業」
だとすると、
問題:苦手教科があって偏差値が伸びない君へ
約束:苦手教科を克服して、偏差値を10伸ばす方法
証拠:偏差値が伸びた事例
提案:3日間、集中特訓無料、限定10名
今すぐ、お申し込みを
となる。
これいいですねー。とてもウチらしいです。
ここで大切なことは安易にコンセプトに乗らないことです。
セールスメッセージを作成する手順があります。説明しますね。
解説
ここでは、セールスメッセージを作る手順を説明する
まず、頭に入れておきたいことが明確さは説得に勝るということだ。
メッセージは、短い言葉で強いインパクトがあるほどいいと言える。
また、明確さとは誰のためのものであるかが一目でわかること。
誰のためのものであるかということは、誰のためのものでないかを明確にするということだ。
セールスメッセージの作成手順は、次の10のステップになる。
ステップ1:コンセプト作り
ステップ2:ターゲティング
ステップ3:リサーチ
ステップ4:キャッチコピー
ステップ5:オファー
ステップ6:4つのP
ステップ7:素材集め
ステップ8:レイアウト
ステップ9:ライティング
ステップ10:編集
多くの場合、いきなりキャッチコピーやレイアウトを考え出すが、工程は10個あり、
大切なことは、
・コンセプト
・ターゲティング
・リサーチ
なのだ。
特に優秀なマーケッターは、リサーチに時間をかけている。
こんなに大変なんですか?
しっかりと手順を踏んでやることが大切です。でも、一度、売れるチラシを作成したら、ずっと生徒を連れてきてくれます。がんばりましょう。
わかりました!
次回は