
あなたの商品のメインターゲットはどんな人でしょうか?
その人に向けたマーケティング活動にはどんなツールが最適でしょうか?
チラシや新聞広告で販売されている商品は、ほとんどが50代、60代、それ以上の人をターゲットにしています。
R60代のシニアマーケティングは、特に地方の場合、折込チラシと新聞広告が有効だと考えることができます。
「定年になっても元気」
この記事では、R60のシニアマーケティングの攻略法についてお話ししたいと思います。
現在のR60代はどんな人なのか?
60代の女性と聞けばどんな人を想像するでしょうか?
おばあちゃん?おじいちゃん?
確かに、年齢的には孫が相手もおかしくありません。
しかし、現在の60代の女性は、元気で活動的です。要はまだまだ女性だというわけです。
もちろん、男性は男性です。
ですから、このような広告が頻繁に出稿されているのです。
さらに、時間とお金があり、商品を売る側としては大変にありがたいお客さんになります。
R60のシニアマーケティングは、老人マーケティングではなく、最も購買力があるアクティブなマーケティングだと言えます。
「60代はお金と時間のある30代(の感覚)」
ちなみに、2016年に60歳(還暦ですよ)を迎える有名人をご紹介しますと、
- 郷ひろみさん
- 所ジョージさん
- 明石家さんまさん
- 竹内まりあさん
- 上沼恵美子さん
などです。
彼らを想像するとわかると思いますが、とても老人ではありません。こうした現実は、有名人だけでなく、一般の人にも共通する点です。
R60のシニアマーケティングは、体力こそ若干衰えているものの欲求レベルは30代と同じだと考えてマーケティングを行うとうまくいく可能性が上がります。
ここからは、シニアの心理を活用したシニアマーケティングの攻略法について具体的なお話をします。
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1:プチ贅沢
60代はこれまで節制をしてきた世代なので、購入欲求が強いと言えます。しかし、貯蓄をするという堅実さも兼ね備えていますので、大きなお金を使うことには抵抗を持っています。R60マーケティングにはプチ贅沢がキーワードになります。
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2:アンチエイジング
自分では若いのに顔にシミが増えたとしたらどう感じるでしょうか?誰でも若返りたいと思います。気持ちに体をついていかせる商品やサービスはR60シニアマーケティングの攻略法です。
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3:体の衰えを補う
見た目は若いと言いながらも体の不調は隠せません。そこで、見た目だけでなく、現実的な体の衰えをカバーするアピールも有効になります。髪の毛というのは顕著に問題になるので、R60シニアマーケティングでは有効です。
さらに70歳以上になると、気持ちの衰えはないものの、膝や腰などの痛みを伴う方が増えます。
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4:体型に合った流行のファッション
自分よりも年齢の高い人が年齢の高い人用の野暮ったいファッションをすると思ったら大間違いです。体型をカバーすることができて機能性に富み、おしゃれなファッションはR60マーケティングに有効なポイントです。
5:渋い趣味
ここまでは30代の気持ちを持った60代についてお話をしてきましたが、当然、落ち着いた趣味の60代もいるわけです。彼らに対しては、上質な渋い趣味を訴求することが有効になります。
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6:簡単に使える
見た目が若いと言っても、最新の機器に慣れるのは簡単ではありません。そこで、最新の機器なのだけど、簡単に使うことができるという訴求がR60シニアマーケティングには有効になります。初期設定が必要ないというのは重要なポイントになります。
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7:メンテナンスフリー
簡単であることと同様に、メンテナンスの手間がないということもシニアマーケティングには有効なポイントです。
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8:お得なサービス
R60世代は節約世代なので、細かい金額にこだわることがあります。典型的なのは送料。無料にするのが必須だと言えます。
また、ひとつで割引よりも2つセットにした方がお得感を演出することができます。
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9:ストレスをなくす
R60世代は、若いころと比較して、体の衰えと残りの時間を意識しているので、ストレスに敏感です。R60にシニアマーケティングには、ストレスをなくすという商品や訴求が有効です。
まとめ
この記事ではシニアマーケティングの攻略ポイントについて紹介しています。紙媒体の効果が落ちていると言われますが、R60シニアマーケティングに関しては、有効な媒体となっています。特に地方のシニアには効果があります。
シニアマーケティングに成功している企業の事例を参考に、売上アップを目指しましょう。