ダイレクトレスポンスマーケティングにおいて大切なことは、読み手に伝えたいことをきちんと伝えるということです。読み手に伝えるためには、ストーリーを活用することが有効です。
「アイデアのちから」という本の中に、ストーリーの有効性について語られている項目があります。
この記事でお話しする内容は、これからもあなたの記憶にねばりつくと思います。
これは友人の友人の話です。
彼は有能なビジネスマンで全国を飛び回っています。
その日の商談もうまくいき、帰りの飛行機までの時間があったので、地元のバーでお酒を飲んでいました。そこにひとりに美女が現れ、「一杯いかが?ご馳走するわ」と言いました。
驚きましたが、彼は彼女の申し出を受けます。
彼女のくれたグラスに口を付けたところで記憶は終わり。
気が付くと、ホテルの風呂の中で氷水に浸かっていました。
混乱して当たりみ見回すと「動くな、救急車を呼べ」というメモがあります。
メモの横には携帯電話が置かれていて、彼が119番で救急車を呼ぼうとしました。
電話交換手は奇妙なことに彼のおかれている立場を理解しているようでした。
「いいですが、ゆっくりと背中に手を回してください。背中からチューブが出ていませんか?」
確かに背中からチューブが出ています。
「落ち着いて聞いてください。あなたはこの町で暗躍している臓器狩り組織に腎臓をひとつ取られたのです。」と彼女は言いました。
どうでしょうか?
これは都市伝説のようにアメリカで語り継がれている話のようですが、あなたの記憶にも残るのではないかと思います。
例えば、「あるビジネスマンが臓器狩り組織に肝臓を奪われました。」という事実だけを告知するよりも、ビジネスマンのキャラクターと奪われた状況を描写することで、記憶に定着しやすくなります。
ストーリーは記憶されやすくなります。
ザッポスのトニー・シェイも「人は何をしてくれたのかは忘れるが、どんな気持ちにさせてくれたのかは忘れない。」という話をしています。
エピソードを活用する最もシンプルな方法は、「お客さんを登場させる」ということになります。
お客様を登場させる場合は、購入ターゲット層に合った方を選ぶことが大切です。
読み手を引き込むストーリーの活用方法
読み手を引き込むストーリーには、次の2つについて考えることができます。
情景を描きやすいストーリー
心当たりのある人にはドキッとする見出しになっています。
記憶に残りやすいストーリー
39才、女、夜のキーワードが、読み手の記憶にクラッチします。
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