
どこの会社もチラシを作成して売上を上げる方法を考えるのですが、売上アップの方法は、集約すれば3つしかないと言われています。
3つとは、
客数を増やす
客単価を上げる
購入回数を増やす
ということです。
よく見れば、世の中のマーケティング戦略は必ずどれかに当てはまります。
言われてみれば当然のことと思うかもしれませんが、3つをバラバラで使ってしまって、売上アップに失敗している企業も少なくはありません。
この記事では、売上をアップする3つの方法をお伝えしています。ぜひ、御社の売上アップにご活用ください。
売上は3つの掛け算で、大きくアップする
客数、単価、回数を増やすことが売上アップの方法なのですが、複合的に戦略を組み立てることで、売上が大きくアップします。
例えば、売上を2倍にしたいと考えた場合、
客数を2倍にしなければなりません。既存客と同じ数の新規顧客の数が必要になるわけです。
購入単価を2倍にすれば、売上は2倍になります。これも簡単ではなさそうです。
購入回数を増やして売上を2倍にするためには、来場数を2倍にしなかければなりません。これも難しそうです。
しかし、それぞれを25%アップさせる方法を考えたとします。
100人のお客さんがいたとしたら、新規客を25人増やす(既存の流出がない前提です)
購入単価が3000円だとしたら、3750円にする。
購入回数が月1回だと22日ごとに買っていただく。
としたら、
1.25×1.25×1.25=1.953
ということで、売上は約2倍になります。
マーケティング戦略とは、客数アップ、単価アップ、購入回数アップを複合的に行うことなのです。
新規客を集める方法
チラシの役目は、客数を増やすことが目的になっています。
シンプルな方法としては、目玉商品を作ってお客さんを集める施策があります。
ほとんどのチラシでは、表面の左に1000円以下の目玉商品を掲載しています。目玉商品を軸にお客さんを集めます。ただし、お客さんは目玉商品だけを買うのはなく、ついで買いをしていただくことで、単価も上がります。
購入単価を上げる方法
購入単価を上げる方法としてよく使われるのがセット販売です。
2個セットの場合と関連商品を販売する場合があります。
サロンや塾、美容室でも来店していただいたお客さんにおすすめできる内容があれば、セット販売は可能です。またはさらに高級な商品やサービスをおすすめすることでも購入単価を引き上げることはできます。
より高価なものを買っていただくこと→アップセル
関連商品を買っていただくこと→クロスセル
と言います。
購入回数を上げる方法
通信販売では、定期購入が当たり前になっていますが、これも購入回数を増やす施策と言えます。
当然ながら、毎月のお届けの商品には、アップセルやクロスセルを促すためのツールが同封されています。
他にもポイント制もリピートを誘導する方法です。
御社では、どのような組み合わせで売上アップを狙うことができるでしょうか?
まとめ
儲かる(信者と書く)と言われるように、ファン客の多さは企業の強さのバロメーターであり、ブランドの強さです。
お客さんと長期的な関係を築くためには、目先の利益にとらわれることなく、LTV(顧客生涯価値)を計算しながら、お客さんにとって特であり、企業にとっても特になる施策を実行することです。
例えば、目先の利益を重視した結果、お客さんが離脱してしまった場合、また新規客の獲得コストがかかります。長期で見ればマイナスになっていることも珍しくありません。
ぜひ、売上を上げる3つの方法を使いこなして、儲かる会社になっていただきたいと思います。