印刷業界の今後 印刷業が勝ち残るための9つの提言

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

株式会社経営戦略パートナーズの別所諒です。

平素は印刷ファイターのお助けチラシデザイン講座をご覧いただき、ありがとうございます。このサイトは、紙媒体の広告効果が落ちていると言われている昨今、チラシ制作に関わる方々により質の高い紙媒体広告を作成していただくためのヒントとノウハウを提供する目的で開設しています。

そんな中で、よく話題になるのが、チラシを印刷している印刷業はこれからどうなるのか?というお話です。

当社の本業は経営コンサルティングですから、コンサルタントの観点より、印刷業の今後についてお話ししたと思います。

 

 

印刷業の今後は深堀か横展開にかかっている

 

どんな産業にも言えることだと思いますが、業界自体が縮小している時に必要なことは、差別化と新しい価値の想像だと言われます。

印刷業の場合、紙媒体の価値の上下と共に業界全体のパイも決まってしまいます。

要は、紙がインターネットなどのメディアよりも費用対効果が悪いと判断された場合は、印刷業界のパイはさらに小さくなります。一方で、紙媒体の価値が見直されれば、印刷業全体のパイも大きくなります。

シンクタンクの仮算出では、

 

印刷市場

参考サイト

仮算出と言え、いずれは4兆円市場になるというのは危機的状況です。平成14年の約半分の数字ですから、業界としては危機感を持つ必要があります。

こうした縮小市場での生き残り方法は、

 

印刷1

 

専門性を高めて生き残るか、他業界にシフトするか?ということになります。

 

<専門性を高めた企業の例>

バルミューダという会社があります。こちらはデザイン性とクオリティの高い製品を創り出し、高付加価値ビジネスで成功しています。大手メーカーを含めて家電は壊滅的な価格競争に陥っていますが、この会社は独自路線で成功しています。

 

<技術の横展開の事例>

富士フィルムはフィルム技術を化粧品分野に活かしています。本業だったフィルム事業から抜け出していなかったら、コダックと同様の結果になったかもしれません。

 

 

 

業界最先端の大日本印刷の事業分野から印刷業の未来を読む

 

印刷業は長年、大日本印刷と凸版印刷の大手2社が先頭を走ってきました。

現在、大日本印刷の事業分野を見ると、

印刷2

いわゆる印刷業は赤枠の部分だけであり、深堀と横展開をおこなっていることがわかります。

 

 

印刷業は製造業から情報産業へ

 

印刷業は製造業から情報産業に移行するべきと言われるのは、知っている限り、15年以上前の提言です。当時は危機感も乏しく、「印刷業は不況に強い」と言われていたのは、昔の話に思えます。

印刷業の市場規模の縮小は、好不況の影響ではなく、産業構造の変化が原因ですから、耐えれば何とかなるというものではありません。

しかしながら、現在でも、用紙と紙を仕入れてインクを付着させるという製造業から抜け出すことができていない印刷会社がほとんどだと思います。

印刷会社の経営者は、情報産業と何かをもう一度考えないといけない時期に来ています。

 

 

印刷物における情報とは?

 

印刷業が情報産業として勝ち残るためには、印刷業でなくなるか、印刷される情報の価値を高めるかということになります。

前者であれば、ブックスキャンというサービスがあります。

この会社は書籍のPDF化を行っています。著作権に配慮しながら、断裁とスキャニング、データ管理のサービスを提供しています。

印刷業として勝ち残るためには、印刷される情報の価値に目を向ける必要があります。

 

なぜなら、印刷業の敵は印刷業ではないからです。

媒体別の競合を分析すると、

印刷3

印刷業として紙であることの価値をどれだけ上げることができるのか?ということが印刷業の市場規模を決めると言えます。

印刷4

 

 

印刷業の勝ち残りの提言―異分野の進出する

 

提言1:技術を横展開する

大日本、ブックスキャンのように自社のリソースを利用して横展開をするということです。

自社の技術を横展開することができないか?この点は常に意識しておく必要があります。

 

提言2:データ管理のノウハウを応用する

印刷業が長けているのは、データの管理だと思います。特に、印刷データの管理方法に関して社内にノウハウがないでしょうか?中小製造業向けの部品在庫管理システムなどが考えられます。

ペーパーレスを推進する企業が増えているので、勝利管理の提案や顧客管理などのシステム開発を検討することもできるのではないでしょうか。

 

 

印刷業の勝ち残りの提言―専門性を突き詰める

 

提言3:特殊な印刷に特化する

印刷業して他社にできない技術を身に付けることが勝ち残りのポイントです。例えば、特殊印刷に特化するということが考えられます。技術力の高い会社は同業者からの仕事が回ってきます。

 

提言4:電子デバイスよりも美しい色彩再現力を身に付ける

電子デバイスよりも高度な色彩再現力があれば、美術品などのカタログを受注することは可能です。また、自動車など今度色彩が複雑になると予想される業界においては、美しい印刷技術は価値を生みます。

 

提言5:価格を下げる

現在よりもさらに価格を下げることで、より多くの人は印刷を利用することになります。少部数の低価格がひとつのキーポイントになります。価格競争に疲弊している企業はさらなる効率化を検討する必要があります。

 

提言6:スピードを上げる

情報の鮮度が大切な、家電、スーパーなどは短納期での印刷物の納品を期待しています。

24時間受付、作業の効率化、物流と組み合わせて納期を短縮することができれば勝ち残ることができます。

 

 

印刷業の勝ち残りの提言―紙の情報に付加価値を加える

 

提言7:メディアミックス

紙媒体では提供する情報に限界があるので、紙媒体とインターネットを融合させた情報の伝達方法を確立します。

低価格のホームページサービスと組み合わせることで、紙媒体の価値を上げることができます。

当社の提供している月額4900円のホームページサービスはこちらでご案内しています、

 

提言8:広告代理店化

印刷会社の弱みと言われる部分で、デザイン、企画、編集力でデザイン会社、広告代理店に劣るという弱みがあります。

一方で、弱みを強みに転嫁することができれば、広告代理店と比較しても価格競争力が高まります。

紙媒体の価値を高めるための提案とコンサルティング能力を高めることが大切です。

 

経営戦略パートナーズでは、印刷会社様のブレーンとして企画提案のサポートを行っていますので、お気軽にお声がけください。経営戦略パートナーズのホームページ

 

 

提言9:自社メディアを持つ

チラシの印刷をしている印刷業は、新聞やポスティングなど、配布のためには他社の力を借りなければなりません。逆に自社の配布ルートを確保することで、独自性が生まれます。

また、独自のメディアを持つことで、他社に参入されずに印刷を受注することもできます。

 

 

まとめ

印刷業の勝ち残り方法としては、他分野への進出、技術力のアップ、メディア力の向上が上がられます。

多くの印刷業は、紙の価値値共に業績が推移します。

紙には紙のよさがあります。印刷業が勝ち残るためには、印刷業としてどのように紙媒体の価値を上げることができるのか?を真剣に考える必要があります。

 

 

ダウンロードはこちら

 

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

折込チラシコストダウンのご提案

 

折込チラシの最安値を目指します!


折込チラシのコストダウンをお考えの方は、
お見積りを依頼してください。


印刷ファイターでは、全国の折込チラシ印刷会社と提携し、ご依頼いただいた見積りを各社に連絡し、最も安い価格をご提示します。

 


SNSでもご購読できます。

この記事の執筆者

別所諒
・社長の味方コンサルタント
・株式会社経営戦略パートナーズ代表取締役
・心理カウンセラー

著書
「普通のサラリーマンが年収1000万円になる方法」

「がんばっても成果は出ない」

中小企業の2代目社長のサポーターとして、経営、マーケティング、組織開発の相談に乗っている。

コメントを残す

*