あなたは、レスポンスが上がるチラシの作成方法をご存じでしょうか?
チラシは紙のセールスマンと言われるように、見た人を反応させることが目的です。対人のコミュニケーションで説得力のある人は、自分の考えをそのままチラシに反映すればレスポンスが上がると考えがちです。
しかし、実はそこに落とし穴があります。
この記事では、レスポンスを高めるためのチラシの作成方法と作成手順をお伝えします。テンプレートもついておきますので、チラシ作りの参考にしてください。
チラシの目的は見た人を行動させること
ダイレクトレスポンスとしてのチラシの役割はお店に来ていただくことか、商品を注文してもらうことです。つまり、チラシは紙のセールスマンでないといけないわけです。しかし、実際にお客さんに質問をしたり、顔色を読みながらセールストークを繰り出すわけにいかないので、見てもらって注文をしてもらうという流れを意識する必要があります。
チラシを配布して見た人を行動させるためには、流れがあります。この流れはチラシ作成にあたって重要なので、チラシを作成する際は常に意識してください。
チラシ作成の流れとは、次のようになります。
チラシの紙面で説得するためのチラシ作成方法
次に、どのように注意を引き、注文するまでの流れに乗ってもらうかについてお話しします。チラシの紙面で説得するチラシ作成方法は次のようになります。
まずは、注意を引くための誘いを出します。
誘いに乗った人に、詳しい説明をします。
この誘いが嘘でない証拠を示します。
最後に、オファーを出して行動をしてもらいます。
思惑通りに4つのステップを上がったお客さんはかなり高い確率で商品を購入することになります。
チラシの作成とは、4つのステップを進めるためのパーツを組み合わせること
ここからは具体的なチラシの作成方法をお話しします。チラシ作成に慣れていない人は、「全体的に」考えますが、この方法だとアイデアがまとまりません。
チラシの作成はそれぞれのパーツを組み合わせることで、短時間で効果的なチラシを作ることができます。
各パーツは、次の図を参考にしてください。
チラシ作成 誘いのパーツ
痛みのパーツは、
キャッチコピーとビジュアルになります。
人を惹きつけるキャッチコピーのコツは、
見た人に自分事だという意識を植え付けることです。
そのためには、痛みか快楽の訴求が有効です。
例えば、次のようなものになります。
痛みを訴求したもの
痛みを訴求する場合は、擬音などを使うことでより訴求力が高まります。
快楽を訴求したもの
こちらもリフトアップできるという快楽のイメージを訴求しています。
一般的には痛みを訴求するほうが効果的だと言われていますが、夢を販売する商品の場合は、快楽を訴求するほうが有効になると思われます。
キャッチコピーの型に関しては、14の分類を検索できるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。
ダイレクトマーケティングのデータベースはこちらでご利用できます。
キャッチコピーを訴求するためにはビジュアルも大切です。
例えば、同じ会社でも商品によりビジュアルのイメージを変えています。
また、下記の折込チラシは同時期に折り込まれたものですが、キャッチコピーとビジュアルを変更して、痛みと快楽のどちらが、レスポンスが高いのかをテストしていると予想できます。
チラシ作成 商品説明のパーツ
商品説明のパーツは、
商品のことを完全に理解していただくことが目的です。ですから、どのような理由でどのような効果が期待できるのかを言い残すことなく、表現します。
商品の解説のパーツは以下となります。
チラシ作成 証拠のパーツ
商品のことを理解してもらった後は、商品の提供する効果が本当であることの証拠をします。
お客様の声は写真を掲載することができるとより効果的です。
開発者の紹介も効果的です。
人は権威性に弱いと言えます。ちなみに、この人物は医者ではありません。しかし、白衣を着ることで権威性を高めることができます。
有力者の推薦
書籍の販売には、帯の推薦者のコメントが大きく影響します。チラシでも同じで、有力者の推薦やテレビの取材実績などは、信頼性を高めます。
製法や素材に独自性がある場合も信頼性を高めることができます。
塾やエステ、整体や美容室の場合は、「環境」を紹介することで信頼性を高めることができる場合があります。
他には、事前にお客様が疑問に思うことがありそうな場合は、Q&Aによってチラシの紙面上で答えてしまうことも信頼性を高める役割を果たすことができます。
チラシ作成 オファーのパーツ
オファーは魅力的であるほどレスポンスが上がります。極端な話、「この提案を断ったら、バカ」というくらいのオファーを考えてみましょう。
割引オファーの例
無料オファーの例
体験オファーの例
モニターオファーの例
サンプル・カタログオファーの例
限定オファーの例
チラシのレイアウトは表面がキモ
最後にチラシのレイアウトについてお話しします。チラシ作成のテンプレートとして使用してください。
チラシは表面がキモです。表面で注意を引くことができなければ、裏面を見てもらえません。
表面に必要なパーツは
キャッチコピー
ビジュアル
商品説明
オファー
連絡先
となります。
チラシ作成において、基本的なテンプレートは次のようになります。
裏面を見るということは、注意を引くことができたということなので、裏面ではダメ押しの証拠と再度のオファーから注文につなげるパーツを配置します。
ここではハガキなしのテンプレートを紹介していますが、通販など直接商品を販売するダイレクトマーケティングのチラシでは、ハガキを付けるレイアウトが主流となっています。こちらは、購入対象者が高齢でネットでの注文に慣れていないことが理由だと思われます。
まとめ
チラシの作成は感覚で行うものではありません。各パーツをそろえながら、組み合わせによってレスポンス率を高める科学的な作業です。
ぜひ、優良な広告を参考にレスポンス率の高いチラシを作成してください。
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