
チラシは帯になると反応が上がると言われています。
特に予算の少ないお店は帯にしてもらう方法を探しているようです。
この記事では、チラシの帯にしてもらう方法について解説します。
帯はどうやって決めているのか?
新聞販売店への電話リサーチによると、
どのチラシを帯にするのかは販売店で決めているということでした。
ので、広域にチラシを撒く場合、帯になっている販売店とそうでない販売店があるようです。
ちなみに、頼めば帯にしてくれるのか?という話ですが、折込の代理店に頼んだ場合は無理だと言われます。しかし、直接販売店に持ち込んで交渉をすれば可能性があります(お礼の品は持参するほうが好ましいです)
1:B4サイズであること
サイズはB4であることが必須です。四隅を化粧断裁しているかどうかはあまり関係がないようです。色数もカラーとモノクロの関連性も少ないようです。
ただし、基本的に紙面の大きさは集客に比例するので帯にするために小さくする必要はないと思います。伝えたい内容が網羅できていることの方が大切なのは言うまでもありません。
2:厚みのある紙であること
ペラペラの紙だと帯の役目を果たさないのである程度の厚みが必要です。ただし、厚すぎても折りにくいために帯になりにくい傾向があるようです。これまでの検証では、70K~90Kのチラシが帯になっています。
3:上質紙かマットコートを使用すること
チラシに使われている紙は、大きく分けて3つになります。
コート紙(ツヤのある紙)
マット紙(ツヤの抑えられた紙)※同じ厚みでもコートよりも厚く感じます。
上質紙(コピー用紙)
更紙(わら半紙)
折込チラシは、コート紙が多いようです。
理由は、ツヤのある紙は高級感があると思う人が多いということでしょう。コストもマットに比べれば価格は安い印刷会社さんが多いですね。さらにコストが下がっても、上質では高級感が出ないとの理由でコート紙の使用頻度が高いと思われます。
ただし、帯になっているチラシは、帯はすべりにくい上質紙、マット紙が使われていることが多い傾向があります。
この点は、デザインと合わせて用紙の選択が必要になります。
チラシは、機械で挟み込んでいるため、すべる紙は使えないということだと推測できます。
これはあくまで傾向であり、コートのチラシしかない場合はコート紙が帯になっているケースもあります。
4:新聞社の折込が入らない日がねらい目
当然ながら新聞社も営利企業です。自社の告知を行う場合は自社のチラシを優先します。優先のチラシがある場合は、新聞社の方から帯にするチラシの指定があるようです。
例えば、
この日は、帯にするチラシが決まっているようです。
しかし、
自社媒体だからといって、絶対的な法則ではないようです。
↑この日は帯ではありませんでした。
事前に新聞社のチラシが入らない日を特定することはできませんが、平日に入ることが多いようです。
今後もデータ収集を行い、検証をしていきますが、今のところ運任せの域を出ない報告しかできていないことはお詫びします。
5:枚数が少ない曜日を狙う
チラシは金曜日に多く折り込まれて、平日は量が少なくなります。帯を狙うなら、折込チラシの内容は少ない日が確立が上がると思われます。また、チラシが多い日には、2枚が帯になっていることもあります。
下の帯になった場合の反応率がどうなのかは検証できていませんので、今後の課題とさせていただきます。
6:エリアの配布数は全戸を網羅する
最後に大切なのは枚数です。例えば、配布エリアが1万世帯の場合、9000枚を配布してほしいと依頼した場合は100%帯にはなりません。
枚数が足りないのだから当然ですね。帯にしてもらうためには、エリア全戸に配布ることが前提となります。
まとめ
帯になるとチラシの反応が上がるというのは定説になっていますが、何としても帯にならなければいけないというものではないと思います。
例えば、宝石のチラシで帯を狙うために上質紙で印刷することはお勧めできません。また、B4にこだわって情報量を少なくすることもよい考えではありません。
また、おそらく帯にするのと同様に効果的だと思われるのが、サイズを大きくするか小さくするかという手法だと思います。チラシをA4以下にするということです。
手法に頼るだけでなく、本質的な売れるチラシを作成する方法はこちらの記事で紹介しています。「売れるチラシを作成するために、世界で一番重要なこと」
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