
チラシの効果がなかった場合、キャッチコピーやクリエイティブに問題があると考えて改善をします。
こうした作業を繰り返して売れるチラシは作られるのですが、案外と見落とされているのがオファーです。
この記事では、代表的な13のオファーを紹介します。
※この記事でのオファーとは、購入特典という意味でお伝えしています。
1:大型懸賞・オープン懸賞オファー(スイープステークス)
誰でも参加できる懸賞方式のオファーは、スポンサーの商品を買うことができるお店やホームページに生活者に来ていただき、名前とリストを返送してもらい、参加者に対して任意の当選者を決定し、賞品を提供するオファーです。参加者は、商品・サービスを購入する義務はないので、ブランドや製品の知名度を上げる目的で使われます。
商品やサービスと関連性のない賞品を提供することがありますが、多額の予算を投下することができる大企業向けのオファーだと言えます。
魅力的な賞品を用意することで参加率は上がります。
※オープン懸賞で提供できる金品等の最高額は,1000万円とされていましたが,平成18年4月に規制が撤廃され,現在では,提供できる金品等に具体的な上限額の定めはありません。
2:小型懸賞・クローズド懸賞オファー(ロッタリー)
オープン懸賞と違い、購入を条件に行われる抽選のオファーです。
1等、2等、3等という具合に価値の順番を決める場合と、当選者が自由に賞品を決めることができるものがあります。
参加者全員が何らかの当選をする懸賞の方が参加率は高くなります。
ただし、「残念賞」「はずれ」というような賞品の提供の仕方は、参加者の気分を害しますので、実質がはずれでも「5等」という具合にする方がよいと言えます。
3:プレミアムオファー
ベタ付けノベルティとも言われ、雑誌を買うとエコバックがついてくるようなオファーのことを言います。
雑誌を買うとエコバックがついてくる、DVDつきの漫画雑誌という具合に、売上アップのためによく使われます。
↑この雑誌はペンが付録でついていました。
4:キャンペーン・オファー
何らかのイベントや理由をつけたキャンペーンのオファーです。
一般的なイベントとしては、
ハロウィン、クリスマス、バレンタインデイ、お正月など
対象が絞られるイベントとして
母の日、子どもの日、ひな祭りなど
プレゼントを買うタイミングに合わせてキャンパーンが展開されます。
他には、自社のイベントとして、
わけありキャンペーン、新製品発表キャンペーン、会員10万人突破記念、決算などのイベント
会員制の場合は、
会員特別キャンペーン、お誕生日キャンペーンというイベント
などが考えられます。
5:属性別オファー
対象者を特定して提供するオファーです。誕生日や家族構成、住まいなどを対象としてオファーをすることができます。
誕生月、お父さん、お母さん、40歳以上、東京都のお住いの方
6:価格・割引オファー
価格や割引についてのオファーです。
○○%割引、限定割引、数量割引、キャッシュバック、送料無料、初回限定価格、2つめ100円
7:期間オファー
特典の期限を決めるオファーです。
○日まで、初回購入から60日以内、先行予約、早期割引特典(アーリーバード)、早朝セール
8:数量限定オファー
数量に限定を設けるオファーです。
○個限定、先着○名、なくなり次第終了
9:保証オファー
購入後の不安を事前に払拭するためのオファーです。
全額返金保証、10年間保証、商品交換保証
↑成績がアップする保証というオファーもあります。
10:クーポンオファー
チラシに割引クーポンをつけて来店を促進するオファーです。
割引ギフト券、中古品の高額引き取り、
11:ギフトオファー
何らかの条件を満たしてくれた顧客に対して提供するオファー
友達紹介ギフト、ポイントギフト、ボーナスギフト、
↑これは車を購入した人にカーナビを安くするオファー
12:フリートライアルオファー
購入へのハードルを下げるために、お試しを促進するオファーです。
お試し、無料サンプル、無料見積り、無料審査、無料診断、1か月間無料視聴、詳しい資料送付、カタログ進呈、7日間試し読み
13:支払いオファー
支払の条件をお客様の都合に合わせるオファーです。
分割払い、代金引換、カード支払、金利負担、ボーナス一括支払、締日支払日、
法人の場合御社の締日支払日に合わせますというのが効果的です。
何らかの賞品を提供するオファーは、景品表示法に定められた上限金額などのルールを守る必要があります。詳しくは消費者庁のホームページをご覧ください。
まとめ
オファーを魅力的にすることで、購入意欲が高まります。ただし、オファーを充実させる際に注意しなければならないことがあります。
商品自体の価値を下げるオファーはダメだということです。
あなたがお客さんに提供できる最高のオファーは、最高の商品やサービスを提供することであることを忘れないでください。参考記事「売れるチラシ成功のポイント 顧客をファン客に変える5つのポイント」
参考サイト