チラシデザインを作成する時に、心に留めておきたい13の心得

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チラシの制作と配布には膨大なコストがかかります。中小企業においては、チラシのデザインと配布の費用は経営資源を圧迫することになりかねません。

 

しかし、一発で当たるチラシを作成するのは簡単ではありません。だからこそ、チラシデザイン制作は、効果的なチラシを制作するための積み重ねにする必要があるのです。

 

 

 

 

 

1:チラシの制作・デザインはギャンブルではない

 

効果のないチラシは予算を墓場に入れてしまうことになります。また、捨てられてしまうチラシは大量の廃棄物となってしまいます。

こうした悲しい状況を生まないためには、お客さんにとって価値のあるチラシを作成することが大切です。

効果的なチラシを作成するポイントは感性や感覚を頼りにしないで、科学的に考えることです。

すでに、世の中には、チラシで成功するためのセオリーがあります。

 

チラシの制作担当者やチラシのデザイナーは、セオリーを踏襲し、反応を科学的に分析しながら自社の知見を蓄積していくことが大切です。

 

毎回毎回、感覚でチラシを制作するようなギャンブルを行ってはいけません。

チラシのデザインは、芸術作品ではないことを忘れないでください。売ってなんぼなのです。

 

 

 

2:広告とはセールスマンシップ

 

広告とは、紙に印刷をされたセールスマンだと言われます。

よい営業マンは、初対面でお客さんに好意的に迎えられ、最初のトークでお客さんの興味を惹きつけます。

さらに、その商品がどのようにお客さんの役に立つのかを説明し、納得していただくことができるのです。お客さんの疑問にはすべて答え、契約書にサインをもらうことを忘れません。

 

あなたが作るチラシのデザインは、セールスマンの役割をしているでしょうか?

確かめる方法は、営業マンがお客さんに説明をする時、そのチラシだけでセールスをすることができるだろうか?と考えてみることです。

 

 

 

3:お客さんは自己中心的である

 

お客は理不尽なものです。

anger-18658_960_720どんなに少額でもお金を払ったら、お客の権利を主張します。

現場に出たら理不尽なクレームを受けた経験があるかもしれません。それでも、お客さんだからという理由で涙を飲んだことがありませんか?

 

チラシを見る人も同様で、好意的なあなたのチラシを眺めてくれる人は少ないものです。

彼ら、彼女らは「私にとってどんなメリットがあるの?」と上から目線でチラシを見ると考えても間違いありません。

それどころか、最近のお客さんは忙しいので、どんなに一生懸命にチラシを作っても、直感で見る前に捨ててしまいます。

 

お客さんは自己中心的なのです。

こうした自己中心的な人に振り向いてもらうためには、「あなたにとってお得だ」という情報を第一に伝えないといけません。しかも、それがその人にとって必要なものでも、自分がほしいと思うタイミングでしか反応しません。

 

お客さんを振り向かせるためには、一瞬が勝負となるのです。

 

 

 

 

4:数字はうそをつかない

 

チラシは芸術作品ではないとお話ししました。

チラシのクオリティを裏付けるのは販売実績です。

効果を測定しましょう。どんなに気に入ったデザインでも、反応が取れない場合は、そのデザインはよくないと判断するしかありません。なぜ?と自分で考えるよりも数字で判断するのです。

 

そして、すぐに仮説を検証するテストを開始します。

どんなに行けると思っても数字が出ない場合は、改良の必要があるということでしかありません。

 

 

 

5:お客さんは忘れっぽい

 

毎朝、大量に織り込まれるチラシの1枚1枚を覚えている人は少ないものです。チラシだけではありません。テレビとネット、街の看板など、現代人が受け取る1日の情報量は、江戸時代の人の一生分だと言われるほどです。

現代人が忘れっぽくなるのは仕方がありませんね。逆に言えば、情報が多すぎて覚えることができないということです。

反応の高いチラシのデザインをするためには、作成するためには、覚えてもらうことが第一歩となります。

 

 

 

6:好奇心を刺激する

 

現代人は忙しいと言われますが、人間の脳は変わっていないと言われています。

チラシのデザインは、人の脳に影響を与えるものが高い反応を獲得します。

脳を刺激する方法はいくつかありますが、そのひとつが好奇心を刺激するということです。

 

人にあって他の動物にないと言われているのが、好奇心です。

 

人間の脳は、知らないことを知ることに喜びを感じるようにできています。

脅しのようなキャッチコピーは即行動を起こさせるという概念は間違っていません。

しかし、良質な情報の提供でお客さんの好奇心を動かした時、広告はあなたが思う結果を出すことができていると思います。

 

知らなかったこととは、常識を変える発想であったり、考え方に影響を与えるメッセージのことです。チラシ作成だけでなく、広告の分野でこうしたアイデアを「ビックアイデア」と呼びます。

 

女性の好奇心を刺激する方法は、こちらの記事を参考にしてください。『女性脳を味方にする広告・チラシ作成14のヒント』

 

 

 

7:具体的であること

 

「世界一」「最高品質」という言葉は「すごい」ということはわかるのだけど、どうすごいのかが伝わりません。

お客さんは、業界の情報に詳しいわけではないし、他社製品も同様の性能を備えていると思っています。

 

商品のよさをアピールする方法は、

 

お客さんにどうメリットがあるのかを明確にする

お客さんのメリットを裏付ける数字による実証

 

が大切になります。

どんな言葉よりも明確で具体的な言葉が強いと言えます。

 

 

 

 

8:その商品を知らない人に向けて原稿を書く

 

あなたの商品を知らない人に伝えるためには、事細かく商品を説明しないといないはずです。

ですから、チラシの内容はできるだけ省略しないで書くことが大切です。

しかし、情報量が多くなると読んでもらえません。

 

そこで重要になるのが図版やイラストです。

 

チラシをデザインする時は、

 

必要なメッセージはすべて原稿にする

言い残したことはないかと確認する

まとめられる要素はまとめる

言葉とイラストにできる内容をまとめる

素材をそろえる

その商品を知らない人に意味が分かるかどうかを聞いてみる

再度考える

デザインをする

 

という手順になります。

 

 

 

 

9:チラシのデザイナーとは、商品知識を自分と同じレベルで共有する

 

チラシのデザインはレイアウトをすればいいというものではないことは理解していると思います。

綺麗なデザインが必要なのではなく、売れるデザインが必要なのです。

優れたチラシデザイナーは、商品への理解力が高いと言えます。

打合せの際に、自分が理解できるまで質問を繰り返す。

質問をしないデザイナーは使うべきではありません。

 

デザイナーは商品担当者と同レベルの商品理解が必要となるのです。

原稿がほしいと依頼してくるデザイナーを使って効果的なチラシを作ることは不可能だと思います。

 

 

 

 

10:サンプルの力を活用する

 

「無料」「おためし」というのは反応を上げやすい言葉です。

だからこそ使い方を注意したいものです。

 

チラシに使用する際は、サンプルを提供することが多くあります。

サンプルは、お客さんが購入を決定するかどうかの大きな要素だ。チラシの内容を証明する営業マンの役割と考えて間違いありません。

 

「試していただけたら良さがわかる」というのは販売側のおごりで、お客さんは「私にあっているだろうか?」と慎重に考えています。

 

サンプルは、お客さんのリスクを軽減することができるものでないといけません。

容器、量は効果を実感しやすいように工夫をするべきです。

こうしたサンプルはお金がかかります。しかし、チラシの効果を高めるために必要な費用でもあるのです。

返金保証よりも強力なサンプルを作成する方が販売につながりやすいと言えます。

 

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優良な会社がどんなサンプルを提供しているのかを知るために取り寄せるという方法もありますが、節度を持ってリサーチをしていただきたいと思います。

 

 

11:個性

 

似たような商品が並んでいる昨今では、売れる商品にするために「個性」が大切になります。

あなたの商品はどんな顔をしているでしょうか?

企業姿勢が誠実な企業が派手なチラシを投下するのは効果的ではありません。デザインに絶対的なルールがあるとしたら、企業のトーンとマナーを守るということです。

 

トーン&マナーは、一般的なくくりではなく、企業の姿勢を基準に組み立てることが大切です。

 

 

 

 

12:商品名

 

商品の特徴を言い表すネーミングはチラシの効果を高めます。

有名な「通勤快足」はもともとは「フレッシュライフ」という商品名でした。

誰のためにどんな効果があるのかをよりわかりやすくしたことで、同じ商品の売上が3億から横ばいは続いていた状況をネーミングを変えることで売上45億円のヒット商品に化けたという結果もあります。

直感的に効果を実感できるネーミングはキャッチコピーを超えます。

 

 

 

13:LTV

 

チラシは一発勝負ではありません。仮に当たるチラシを作成したとしても、次のチラシで売れなければ意味はありません。

一方で当て続けることが難しい以上、ビジネスの成功は一度買ってくれたお客さんとどれだけ深い関係を継続できるかがカギとなります。

 

企業としては、お客さんと長く良好な関係を継続することが大切です。

一度の反応も大切だが、LTV(顧客生涯価値)が企業の成長する原動力となるのです。

 

 

 

 

まとめ

 

owlチラシデザインの制作者にとっては目新しい話はなかったかもしれません。

しかし、チラシのデザインに慣れてくると、感覚で仕事をしてしまい、基本を疎かにしてしまうことがあります。

もし、行けると思ったチラシの反応は思わしくない場合は、13のポイントを見直してください。おそらく改善のきっかけが見つかるはずです。

 

 

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この記事の執筆者

別所諒
・社長の味方コンサルタント
・株式会社経営戦略パートナーズ代表取締役
・心理カウンセラー

著書
「普通のサラリーマンが年収1000万円になる方法」

「がんばっても成果は出ない」

中小企業の2代目社長のサポーターとして、経営、マーケティング、組織開発の相談に乗っている。

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