
売れるチラシを作成するためには、マーケティングの3Cについて知っておく必要があります。
マーケティングの3Cとは
自社:Company
顧客:Customer
競合:Competitor
ということになります。
恋愛に例えると、
自社:Company→あなた
顧客:Customer→射止めたい彼女
競合:Competitor→ライバルのA男
ということですね。
チラシ作りにはお客さんのことを知る必要があると言われますが、ライバルの存在を忘れてはいけません。
この記事では、マーケティングの3Cを、恋愛の三角関係に例えてお話しします。
彼女の心を射止めるためにあなたはどんな戦略を立てますか?
無人島にあなたと彼女しかいないとすれば、よほど嫌われない限り、あなたと彼女は結ばれると思います。
しかし、そこにライバルのA男がいたら?
あなたはA男に勝って彼女の心を射止めないといけないわけです。
これは売れるチラシを作成するマーケティング戦略と同じです。
まず、最初に考えるのは、あなたと彼女の距離です。
彼女は全くあなたを知らないのか、知り合いなのか、友達なのかという状況によってあなたの戦略は変わるでしょう。同時に、A男とあなたの関係とA男と彼女の関係も考慮する必要があります。
ここでは彼女はあなたの顔を知っている程度、あなたとA男も相手のことを知ってはいますが、話をしたことがない設定ですすめます。
チラシで言えば、見込み客はあなた(会社・商品)のことを知ってはいますが、同時のライバルの会社のことも知っているけど、買ったことがないという状態と言えます。
戦略ポイント1:自分をアピールする方法を考える
彼女の心を射止めようとすれば、あなたは自分をアピールするでしょう。
例外的に、あなたを彼女に紹介してくれる友達がいたり、彼女がひどい失恋をして相談をしてきたので、話を聞いているうちにあなたを好きになったというようなことがない限り、彼女に好感を持ってもらえるようなアプローチを考える必要がありますね。
しかも、今回は、彼女にアピールできる時間はそれほどありません。
あなたはどこから攻めますか?ということで、3C分析で考えます。
<スペック>
・出身大学
・働いている会社・業種
・年収
・見た目
・家柄
<性格>
・やさしい
・男らしい
・頭がいい
・面白い
<将来性>
・楽しい家庭を築くことができる
・お金の苦労をさせない
・お互いに人間的に成長する
ざくっと考えたとして、一般的には学歴や年収をアピールするのはNGだと言われますが、女性は男性のスペックをきちんとリサーチしています。
スペックがいいというのはマイナスではありません。スペックに頼るので、性格が嫌な奴だと評価されてしまうのです。
自己アピールとは、3つの組み合わせです。
通販の化粧品の場合でしたら、
スベックは
○○成分が○グラム
○○産の貴重な○○で作られた
性格(品質)は
職人がつくっている
有害なものが入っていない
将来性(ベネフィト)
肌にハリが出る
オールインワンで時間の短縮
美白
ということになります。
同様に、すべてをアピールする必要があるのですが、大切なことはどこを強調して、どの順番に話すのかということです。
これをチラシのストーリーと言いますが、最適なストーリー作りには、彼女について知っておく必要があります。
戦略ポイント2:彼女の好みを知る
あなたが自分をアピールする内容を決めるためには、彼女の価値観を知る必要があります。
どんなことに興味があり、どんな人がタイプなのか?
何に困っているのか?
何が欲しいのか?
ということをリサーチしますね。
お客さんの地サーチ方法に関してはこちらの記事で紹介しています。
例えば、あなたが身長170センチだとして、彼女の好みが180センチ以上の男性だとしたら、体型のアピールは効果的ではありませんね。
また、彼女がブランド好きなら、あなたは自分の心をわかってほしいと思うかもしれませんが、ブランドバックをプレゼントすることが有効かもしれません。
チラシのオファーもお客さんの特性で決めてきます。
オファーの決め方はこちらの記事を参考にしてください。
「効果のないチラシを蘇らせる13のレスポンスアップオファー」
広告のストーリーにはいくつかのパターンがあります。
戦略ポイント3:彼女とどんな仲になりたいのか?
次は、あなたが彼女とどんな仲になりたいのかです。
友達なのか、恋人なのか、結婚をしたいのかということです。
いずれにしても、あまり知らない仲でプロポーズと言うのは効果的ではありませんね。
友達→恋人→結婚
という具合にステップがあります。
チラシで言えば、お客さんのランクアップということになります。
知らない人→見込み客(知り合い)→顧客(買ってくれた人)→クライアント・ファン客(浮気しないベビーユーザー)
ということになります。
もちろん、彼女をリサーチする間に、気持ちが冷めてしまうこともあるかもしれません。
この場合は、別に自分の好みの人を見つけようとするでしょう。チラシも同じで、あなたがお客さんになってほしい人にアプローチをする方が効果的です。
戦略ポイント4:ライバルに勝てるフィールドで勝負する
彼女へのリサーチが終わり、いよいよアプローチに移ります。
しかし、ここで忘れてはいけない存在がいます。
そうです。
A男です。
彼もあなたを同じように彼女にアプローチをしています。
彼が背が高く、高学歴で、収入も多く、性格もいい(らしい)となったら、あなたはどこで勝負をするのか?
ここが小さな会社が大企業に立ち向かう戦略となります。
ば、塾の激戦区で、このようなチラシを配布している塾もあります。
どのフィールドで勝負するのか?ここ、重要です。
戦略ポイント5:B男とC男に目移りするかもしれない彼女に浮気をさせない
さて、彼女のリサーチを済ませ、A男に勝てるポイントを見つけました。
しかし、安心はできません。
世の中には、B男、C男、D男という具合に、無数の男がいるのです。ライバルはA男だけではありません。
チラシ作成では、同業者のみのリサーチを行いがちですが、折込は他の業種も折り込まれます。
お客さんの財布はひとつですから、化粧品にお金を使うのか、ファッションなのか、旅行なのかと迷っています。だからこそ、お客さんの気持ちに寄り添い、「今必要ですよ」というアピールが大切になるのです。
また、闇雲に新規開拓をするのではなく、既存の客さんのフォローを徹底して、ベビーユーザーになっていただく戦略も忘れないでください。
まとめ
チラシに反応しやすいのは女性だと言われています。ですから、チラシの担当者は、女性について深く知っておく必要があります。女性脳に関してはこちらの記事を参考にしてください。
ということで、今回はマーケティングの3Cを恋愛に例えてお話しさせていただきました。
チラシ作りは心理学でもあります。ぜひ、これからも勉強を欠かさないようにしてください。
チラシ作りの戦略の相談は、こちらからお願いします。