NOVAの広告に学ぶ!塾のための10の差別化戦略

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小さな塾が大手に勝って生徒を集めるためには、差別化戦略が大切になります。差別化戦略とは、他社との違いだと理解されていますが、本質的には、自社の強みを活かして他塾を引き離すと考えるほうが戦略的には正解になりやすいと言えます。

個人塾の場合、「あなたの塾の強みは?」と質問をすれば、ほとんどの塾長が「講師の質」と答えます。事実かもしれませんが、それだけでは生徒にも保護者にも伝わりません。

 

講師の質が保護者や生徒にどんなメリットがあるのかを明確に伝えなければなりません。

実際のところ、既存塾生の紹介で入塾者が増えているとしたら、塾の強みはあるということです。にも関わらず、残念ながら新規の塾生は少ないとしたら、広告宣伝に失敗していると言えます。

 

この記事では、英会話のNOVAの広告戦略を参考に小さな塾の差別化戦略について考えます。

 

 

なぜ、あなたの塾が選ばれているのか、理由をできるだけ多くお答えください。

小さな塾が大手に勝って生徒を集めるためには、広告宣伝の技術が大切になります。もし、折込チラシはコスト効率が悪いとお考えでしたら、宣伝が上手ではないと塾の広告戦略を見直す必要があります。

まずは、あなたの塾がなぜ、選ばれているのかをできるだけ多く考えてみてください。

 

 

 

 

NOVAの場合、

「駅前留学」というコンセプトが秀逸です。この言葉だけで忙しい人が通いやすいという利便性が想像できます。

他にも、NOVAが選ばれる理由を列挙しています。

・講師は全員外国人⇒サービス品質

・全国の教室で受講できる⇒利便性

・TOEIC、TOEFL、ビジネス英語に対応したマンツーマンレッスン⇒ニーズ対応

・最大8言語学ぶことができる⇒メニューの豊富さ

・ジュニア向けのレッスン⇒水平展開

・選べる受講費用(格安グループレッスン、マンツーマン)⇒価格競争力

・スマホで簡単に英語学習⇒インターネット活用

 

NOVA

 

 

 

塾が差別化するための考え方

NOVAの広告には、小さな塾が差別化戦略を実行するためのヒントがあります。

差別化をする強みをどう考えるのか、ポイントを分類してみます。

 

差別化戦略1:講師の品質

NOVAの場合、「講師は全員外国人」というのが品質のアピールとなります。講師がネイティブスピーカーなので、本物の表現力が身につくということですね。

塾の場合講師の品質をアピールする方法として、

・学歴

・講師歴

・これまでの指導人数

・合格実績

・何らかの肩書

・資格

など、差別化をするために講師の品質を保証できるアピールを考えます。この点は、教室数の多い大手にはできない宣伝方法となります。

 

差別化戦略2:独自のメソッド

生徒のやる気を促すために独自のメソッドがあれば差別化ができます。例えば、コーチングやカウンセリングの技術を導入してやる気を持続させる。他には、集中力の持続。落ち込んだときの復活方法、親子のコミュニケーションスキルなど、心理学を応用したメソッドがあれば差別化戦略に使うことができます。

 

差別化戦略3:受講システム

NOVAの場合は全国の教室で受講できるシステムを採用しています。複数の教室を運営している場合は、教室をまたぐ受講システムを提供することでも差別化になります。

他には、立地と時間を軸にした差別化をすることもできます。

駅前の場合は通いさすさ

駅から離れている場合は周囲の静かさとなります。

また、学習環境の防音、集中力強化、デスクの配列、自習室の開放時間なども差別化のポイントです。

 

 

差別化戦略4:個別対応

NOVAはニーズに応じた個別対応を行っています。TOEIC、TOEFL、ビジネス英語に対応したハイレベルなマンツーマンレッスンから、初心者向けのラインアップがあります。

塾の場合も個別対応に人気があるようです。

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小さな塾の場合、塾長や講師の人件費を考えた場合、集団授業の方が、収益性が上がることはわかります。しかし、それは塾の都合です。保護者のニーズが個別対応に向かっているなら、ニーズに合わせた運営体制が必要です。

もちろん、完全な個別対応の塾に業態を変換する必要はありません。集団授業をメインとして個別にも対応する仕組みを作ればいいのです。もちろん、料金は別途です。個別だけの生徒を受け入れてもいいし、集団授業の生徒さんの補習とすることもできます。

 

 

 

SONY DSC先生一人に生徒二人という割合でも展開は可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

差別化戦略5:クラス名の変更

塾の場合、学力別にクラス分けをしているところがありますが、ハイレベルとそうでないクラスが明確に分かってしまうネーミングはおすすめできません。特進と一般というようなネーミングですね。

新規の生徒を集める場合、クラス名も大切です。

例えば、○○高校進学コースと志望校別にする。

他には、点数アップ最優先コース、やる気アップコースという具合に、結局のところ学力別のクラスになるのですが、ニーズに対応することが大切です。

 

 

差別化戦略6:教科ごとの単発受講

NOVAは英会話だけでなく、8か国語に対応しています。この差別化戦略を塾に応用した場合、教科ごとの受講が考えられます。

これからの塾は生徒を囲い込むという発想では、集客に負けてしまえばそれで終わりです。ですから、他塾に行っている生徒さんの受け皿として単発受講を開催する方法もあります。

 

 

差別化戦略7:メインの生徒の前後へのアプローチ

NOVAは、子供向け英会話の教室も開催しています。これを塾に応用した場合、

キッズ教室を開催することもできます。

英会話教室だけでなく、幼少期の科学や能力開発の授業も差別化になります。

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他には、保護者の方向けのカルチャー教室の運営で差別化戦略を考えることができます。

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差別化戦略8:戦略的な受講費用の設定

NOVAは、フロント商品として低価格を売りにしています。塾でも同じような差別化戦略を実行することができます。かわいい子供のためとはいえ、一般家庭にとって塾の費用は家計に影響を及ぼします。

受講費用は安い方が生徒は集めやすいと言えますが、それでは塾の経営を圧迫してしまいます。また、安かろう=悪かろうの印象を持たれてしまうのは得策ではありません。

そこで家計に応じたコースを用意します。

単発受講と併用する必要がありますが、戦略的に低価格のライトコースを新設することも検討してはいかがでしょうか?費用に区別がないと考えるのは先入観です。

 

差別化戦略9:お試し受講の充実

塾の集客のスタンダードになっているのがお試し受講。最も有効なオファーだと思いますが、無料体験にする必要はありません。

NOVAの場合、4回で7000円という格安のお試しコースがあります。同様に、無料ではなく、格安のお試し受講を提供することで、保護者と生徒の本気度合いを上げることができます。

 

 

差別化戦略10:インターネット活用

これからの塾はインターネットに対応することで、地域に縛られずに事業を展開することができます。例えば、インターネットによる在宅受講。アーカイブの視聴。

他にはDVDで授業を販売することも考えられます。カリスマ講師のネット受講は東進ハイスクールなどで行われていますが、機材が低価格化していますので、小さな塾でもコンテンツの制作は可能です。

 

 

 

まとめ

face_blue塾業界を研究していると、教室数を増やすことで拡大を図る一方で、人材育成に苦戦しているように見えます。こうした中で、オリジナルのサービスや教育メソッドの構築をしているようですが、最終的に差別化の本質になるのは人材です。

今こそ、小さな塾が差別化戦略で勝ち抜きやすい時代だと思います。もちろん、事業が拡大すれば現在の大手塾と同様の課題に直面しますが、あらかじめ対策を縦ながら成長をすることでマイナス要素はカバーすることができます。

ぜひ、差別化戦略で激戦区を勝ち抜いていただきたいと思います。こちらの記事も合わせてお読みいただければ差別化戦略に成功するチラシを作成することができます。「小さな塾が激戦区で勝つためのチラシを作る17の手順」

 

 

 

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この記事の執筆者

別所諒
・社長の味方コンサルタント
・株式会社経営戦略パートナーズ代表取締役
・心理カウンセラー

著書
「普通のサラリーマンが年収1000万円になる方法」

「がんばっても成果は出ない」

中小企業の2代目社長のサポーターとして、経営、マーケティング、組織開発の相談に乗っている。

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